Wi-Fi
インフォグラフィックで見る、WiFiの歴史【Part.2 ~速度編~】

前回の記事「インフォグラフィックで見る、WiFiの歴史【Part.1 ~成り立ち編~】」ではWiFiとは何か、どのような経緯で出来たのかをインフォグラフィックを用いて紹介させて頂きました。
当初、メーカーごとにバラバラであった無線LANの仕様をWi-FiアライアンスがIEEE802.11という規格を基準にメーカー間の互換性の保証を担ったことで、WiFiは無線LANの代名詞として広く市場で認知されるようになりました。
そして2000年代に入り、無線LAN技術の発展によりWiFiの速度は著しい向上を遂げ、普及を加速させることとなります。
そこで今回はWiFiの速度を中心にインフォグラフィックを用いて説明していきたと思います。
5GHzへの対応を推進することで、Wi-Fiの速度はギガビットという新しい段階へと突入しました。次のChapterでは、これまでのまとめとして無線LANの速度の変遷を紹介していきます。
このように、無線技術の進展と伴にWiFiの速度も急速に向上していきました。
一方で無線LANルーター、モバイル端末の普及に伴い、無線LANの通り道である2.4GHzの周波数帯が逼迫し、混雑や干渉による速度低下という問題が表面化しました。
この問題を解消するべく5GHzの活用が近年進み、最新規格11acでは5GHzのみに対応することでギガビットを超える超高速無線通信を実現しました。
また今後は5GHzより更に高速な通信が期待される60MHzへの取り組みも進んでおり、近い将来60MHzに対応した高速無線LANルーターや端末が登場することが予想されています。
(IEEE802.11adとして現在策定中)
本シリーズ最終となる次回は、無線LANの接続において関心が多いセキュリティについて紹介してきたいと思います。
最後に、インフォグラフィック上で注記させて頂きました※1「2.4GHz」と※2「5GHz」についての説明は下記に掲載しておりますのでご参考頂ければ幸いです。